女子部別観戦報告

船井 慎互 (高33期)

女バレ副キャプテン 河原 杏奈(高76期)

 

 11月20日女子部別(3部リーグ)観戦のため柴島高校に行ってきました。

 

 1校が棄権したため降格のない状況での試合となりました。サーブ力で何とか1勝してくれました。

 

1試合目 vs柴島

   15ー25

   16ー25

2試合目 vs鶴見商業

   25ー13

   25ー11

棄権校が出たので、降格は無いという状況で始まった。

初戦の柴島戦。柴島は春に4部から昇格してきたチームで両サイドからのオープン、センターセミ、バックアタックと攻撃力を感じた。サーブ、レシーブも良かった。

攻撃力の差が現れた試合となった。ブロックはついていたと思うが、飛ぶのが遅いので、相手がアタックを打つ前にブロックが完成しておらず先にアタックを打ち抜かれてしまっている場合が多かった。レフトから打たれる場合、ストレート側は草野さんが抑えていたが、平行ぎみのボールに対して、センターブロックが付いていけない場合もあった。また、相手はセンターエースだったので、センターに2枚ブロックをついても良かったと思う。強打のセンターエースを1枚ブロックで抑えるのは困難だと思う。

また、ブロックフォローの入り方も甘い。1年生の西田さんがレフトから打って相手ブロックに止められるケースがあったが、もっとブロック近くで腰を落として下で構えていれば拾えたと思う。

アタッカーでは石山さんがセンターから数本決めてくれた。レフトからも打てるようになっており、見るたびに成長を感じさせてくれる。まだ手に当てるだけのアタックが多いのでアウトを気にせずにもっとしっかりと振り切ってほしい。 

2セット目は1年生の西田さんの連続サーブポイントが決まり先行できるかと思いきや逆に、相手から連続サーブポイントを取られ 河原さんもレフト、センター、ライトから老獪に決め、乾さんもセンターから1本決めてくれたが、やはり相手の攻撃力の方が勝り拾いきれずに敗れた。後半、喜多さんも投入してレフトから2本打ったがアウトになり巻き返せなかった。相手にチャンスボールを与えてしまうと決められてしまうので、いかに攻撃的なボールを出せるかということになる。「攻撃は最大の防御なり」である。

天王寺としては、得意のサーブで相手サーブレをもっと崩せていれば違った展開になっていたように思う。柴島は、開催校だったので、事前練習で十分に体を温めて臨めたということもあったかもしれない。柴島サイドのアタックミス、サーブミスもあったので、つけ入るスキはあったように思う。

2試合目の鶴見商業戦。鶴見商業は春に2部から降格してきており、レギュラー登録メンバー6名のみのチーム。この試合では、本来の天王寺の武器であるサーブで圧倒した試合運びとなった。

1セット目は、河原さんがレフトから決めて2-0とした後、西田さんが3本立て続けにサービスポイントを取るなどして7-0としてうまくスタートダッシュを切った。石山さんのセンター、河原さんのレフトからのアタックが決まって11-1とした後、今度は草野キャプテンがサービスポイントを4連続で決めるなどして18-1として完全に天王寺ペースになった。

その後、河原さんのレフトからの超クロスアタックが決まるなどそのまま取った。

2セット目は1年生の若林さんが3連続サービスポイントで11-6として中盤から抜け出すと、西田さんのレフトからのアタック、乾さんのサーブも決まり、最後は下田さんがレフトから決めて勝った。

鶴見商業は、レフト、センター、ライト、バックアタックと幅広く攻撃を仕掛けてきたが、長身で強打を打てるアタッカーがいなかったので、天王寺としては、しっかりとレシーブで拾うことができていた。相手のアタックミスにも助けられた感もあった。

 天王寺としては、決定打を打てるスパイカーがいない状況で、「サーブ力」で勝ち取った1勝だと思いますが、アタッカーも成長しているので今後も楽しみです。

 

江並コーチ、砂川先生、溝渕コーチ、金コーチ、宮本さんお疲れ様でした。

副キャプテンの河原さんからのコメントです。

 

 1試合目の柴島高校とはやはり力の差を感じた戦いとなりました。柴島はレフト、ライト、センター全てから鋭いスパイクを打てるチームだったのでブロックがついていくのが大変でした。天王寺はカットを得意としているのでラリーを続けることはできましたが、スパイクが決めきれず攻撃力の強化が必要だということが実感できました。

 2試合目の鶴見商業との試合ではサーブの強さが出た試合だと思いました。1セット目は最初からサーブを連続で決めることができ、流れに乗ったまま勝ち切ることができました。2セット目は立ち上がりは少し苦しいところもありましたが、やはりサーブが連続で決まったところから流れに乗ることができ、勝ち切ることができたのでよかったです。

 まだまだ課題の見える試合となりましたがチームとして成長していることを感じることができました。

長所を伸ばし、短所を改善することを意識してこれからの練習、試合、どちらも頑張りたいと思います。