男子部別観戦報告

船井 慎互 (高33期)

 

 11月13日に男子部別(1部リーグ)観戦のため大塚高校に行ってきました。

コロナ禍で中々公式戦が観戦できませんでしたが、久しぶりに会場で現役の応援ができて良かったと思います。何とか1部残留を決めてくれました。

 

1試合目 vs刀根山

   25ー15

   25ー20

2試合目 vs旭

   19ー25

   20ー25

3試合目 vs大塚

   15ー25

   14ー25

天王寺の試合に先立ち、大塚と旭の試合を観戦した。今年の大塚は少し小ぶりな感じがしたが、やはりスピード、パワー、レシーブ、サーブとどれも旭を圧倒していた。大塚に勝利するのは困難なので、旭、刀根山をいかに破るかがポイントであった。旭は1セット目、エースアタッカーを温存していた様に見えたが、戦略だったかもしれない。

天王寺の初戦の相手は刀根山。刀根山は公式練習では良く声が出ていた。強打を気持ちよさそうに打ち込んできた。大塚との試合を見た感じでは、旭より刀根山の方が強いのではという印象を持ったので、天王寺としてはこの刀根山戦がポイントではないかと思った。

1セット目は、相手のサーブレを崩して天王寺ペースで進んだ。北谷君のライト、バックからの攻撃で圧倒すると、堀之内君もセンターブロック、Aクイック、Cクイックを何本か決めてくれた。サウスポーがAクイックを決めるのは難しいと思われるが、高さを生かしてタイミングよく決めてくれた。岡田君もレフトから平行を決めてくれた。

刀根山は、レシーバーがスパイクでコート外まで弾かれてもしっかりと繋いできた。

2セット目は中盤、17-17で追いつかれたが、佐藤キャプテンのAクイックが決まり、最後は、北谷君のバックアタックで逃げ切って勝った。

2戦目の旭戦。事前予想では、楽に勝てるのではと思っていたが、やはり相手エースがすごかった。

1セット目は、セッターの橋本君の連続サービスポイント、堀之内君のブロック、サーブなどで、12-6と順調な立ち上がりを見せたが、15-15で追いつかれると相手長身エースにレフトから連続で決められて取られた。

2セット目も、中盤まではシーソゲームとなったが、最後はやはり相手エースのレフト、バックアタックなどで連続ポイントを取られ、北谷君もバックアタックを決めて食らいついたが結局敗れた。

 旭はレシーブも良く、北谷君が、前衛を狙うサーブを打ったり、ラストボールを手薄になったコート奥にトスで付くなど攻撃面で工夫を見せてくれたが容易に乱すことはできなかった。

  大塚は、やはりコンビバレーがすごかった。平均身長では天王寺の方が上回っていたが、セッターの軽やかで正確なトス回しで、A、時間差、移動攻撃と天王寺の高いブロックをかわす様な早い攻撃を仕掛けてきた。2枚ブロックが付いたとしても、ブロックの端を狙うようにして、そつなくブロックアウトを取ってきた。

北谷君はマークされてしっかりと相手ブロックが付いてきたが、上からスパイクを打ち抜いて決めていた。キャプテンの佐藤君も連続でサービスポイントを決めてくれた。

今日の試合では、怪我の河原君に代わって1年生の楠本君が入っていて、大塚戦含めレフトから何本か決めてくれたが、まだまだアタックのコースが甘いと思う。大塚のブロックアウトを狙う打ち方を是非参考にしてほしい。

旭とは互角の戦いをしており、タフな戦いになったので、なんとか勝ちたかったところだが、後半は少しバテ気味で踏ん張り切れずに敗れたように感じた。技術面だけでなく「勝ち切る」体力づくりにもしっかりと取り組んでほしい。

いずれにしても、1部残留できて良かったですね。

がんばってくれました!

 

尾崎先生、米島コーチ お疲れ様でした。