北野戦観戦報告

男バレ顧問 尾﨑 祐介

船井 慎互(高33期)

近藤 愛海(高72期)

 

 10月29日に北野戦が北野高校で開催されました。

 今年は前回(今年1月に実施)に引き続き、男女ともに優勝となりました。また、コロナ禍で中断されていたOBOG戦も2019年以来3年ぶりに実施されました。

 

男子 

天王寺 2-0 北野(25-20/25-9)

女子 

天王寺 2-0 北野(25-8/25-10)

 

 開会式では六稜会の水野会長からこの北野戦が70年以上続いている伝統ある交流戦であるというお話がありました。

 

 船井さんからコメントを頂きました。

 

 男子は、北谷君始め、昨年の強いチームから残っているメンバーも多く、攻撃力の高さは相変わらずだった。セッターの橋本君が初心者とのことだが、時折ミドルの佐藤キャプテンのAクイックも決まっており、丁寧なトス回しを見せてくれた。レフトの桑村君も初

心者ながら身体能力の高さを発揮してくれていたと思う。副キャプテンの岡田君はジャンプ力と空中バランスのすばらしさで高い相手ブロックをもろともせずしっかりと打ち込んでくれていた。試合の方は、1セット目はトスミスや、アタックミスなど中々調子が上がらない状況だったが、なんとか終盤で追いついた。2セット目は、本来の力を発揮してくれてしっかりと勝ったという感じだった。

 女子は、天王寺が北野をサーブ力で圧倒したという感じの試合だった。キャプテンの草野さん、河原さんはじめ良いサーブを打てる者が多い。スパイクについては、まだ強打を打てる者はいないが身長の高いプレーヤーもいるので、これからだと思う。サーブレ含めてしっかりと繋ぐバレーは出来ていたと思う。まだレギュラーメンバーが固定されていないようだが、すでに江並コーチのグリップがしっかりと効いているという感じがした。

 OBOG戦では、北野、天王寺とも多くの卒業生が参加してくれて、男子のコートでは現役との混成チームをやったり、女子のコートでは北野オールドOB対天王寺現役女子の9人制バレーなども復活して、本来のフルスペックの北野戦が戻ってきた。男子コーチの米島君も現役の頃を彷彿とさせる相変わらずのAクイック、ミドルブロックを見せてくれた。

 

 

 男子の岡田副キャプテンからコメントを頂きました。

 

 昨年に続いて再びトロフィーを持ち帰ることができ、嬉しく思います。約70年の歴史を持つ北野戦は、この数年間感染症拡大防止のため現役同士の試合のみで開催されてきました。しかし今回から幅広い世代のOBOGの方々にもこの北野戦にご参加頂き、数年ぶりにOBOG戦を行うことができました。私は大学生の先輩方の試合に混ぜて頂いたのですが、先輩方のレベルの高さに圧倒されました。いつか先輩方を越えられるように努力します。また試合でない場面でもOBOGの方々には現役同士では気付けなかったようなアドバイスや声かけを頂き、ありがとうございました。現役という横の繋がりに加え、OBOGの方々という縦の繋がり、さらに北野高校の現役からOBOGの方々という斜めの繋がりをこの北野戦で体感しました。バレーボールは「繋ぐ」スポーツだと言われる意味を改めて考えさせられます。普段から一球一球を大切に繋ぐと同時に、この北野戦のような人の繋がりも大切にしていきたいです。

 

 閉会式では桃陰会の石川新会長から「両校とも多くの部員がいて活動を続けてくれていることを嬉しく思う」との総評を頂きました。

 

 11/13(男子)、11/20(女子)の部別も是非頑張ってほしいです。

 尾崎先生、砂川先生、江並コーチお疲れ様でした。