浦川杯サマーカップ 2日目観戦報告

女バレ 奥田副キャプテン

船井 慎互(高33期)

長野 怜香(高71期)

 8月15日に東住吉高校で第43回浦川杯サマーカップ2日目が実施されました。女バレが参戦し、結果は以下の通りです。

vs 夕陽丘(19-25/25-15/11-15)

vs 東住吉総合(25-17/14-25/15-13)

vs 東百舌鳥(25-17/20-25/11-15)

 副キャプテンの奥田さんからコメントをいただきました。

 

 当日になり急遽スタメンのセンターの子が出られなくなり、いつもライトのスタメンの子がセンターに、公式戦初出場の一年生がライトに入ることになりました。この2人はほぼ練習したことのないポジションに当日入れられることになり、戸惑いながらも全力で頑張ってくれたように思います。しかし、初めて合わせたため、連携ミスも多く見られたほか、雰囲気も不安定な落ち着かない感じでいつもの実力がなかなか発揮できない試合となりました。新チームになって約2ヶ月でまずはスタメンをある程度固めるべきと思い、スタメンを固定して練習を行ってきましたが、各ポジションに代わりになる選手がいなくて、選手層が薄いことが露呈する結果となりました。現在、女子バレーボール部はバレー経験者が7人と非常に厳しい状態にあり、スタメンが1人でもかけると、戦力が大幅に落ちてしまう状況です。また、チーム内でスタメン全体で合わせる練習もできず、練習試合のほか、月に12回きてくださるコーチさんの時しか、満足にスタメンで合わせる練習ができません。そのため、今後はスタメン以外のメンバーのレベルアップを図る練習も多めに取り入れて、試合で動ける選手を育て、日々の練習でスタメンの練習相手役ができる人を1人でも作らないと、このチームは強くなれないと痛感しました。プレー面では、いつもサーブミスをしない選手がサーブミスを連発するなど、イレギュラーな雰囲気に飲み込まれる人が多かったように思います。このような時に、精神的な後ろ盾となる指導者がいない中、スタメンの2年生も動揺してしまった部分もあり、スタメンの2年生がもっとチームの安心感を高めれるような声かけができたのではないかと反省しています。全体的にカットが綺麗に上がらず、スパイカーが気持ちよく打てる機会が少なかったように思います。今後は、サーブカットやスパイクカットの練習を増やし、個人のレベルも上げていきたいと思います。しかし、前の試合の反省点であったチャンスボールで返してしまう点については、前よりも積極的に打って返す本数が増えたことは良かったと思います。また、相手からチャンスボールが帰ってきた時に、綺麗にセッターにかえして決めきるというプレーが多く見られたことも良かったと思います。 今回の反省点をいかし、チーム全体でもっとレベルを上げていけるよう今まで以上に集中して、練習に取り組んでいきます。

 いずれの試合も接戦で3セットまで進められていて粘りが感じられます。しっかりとチーム力分析もできています。バレーボール経験者が7名ということですが、歴代の男女のいずれのチームもバレーボール未経験者を入れてやってきましたし、弱点のように感じないでほしいです。むしろ、未経験者が入ることで経験者がフォローしないといけないと思うでしょうし。1年生、2年生を区別することなく全員バレーをやって行くべきです。出来ないことばかりを悲観するのではなく、出来るようになったことをしっかりと確認してください。初心者というのは伸び代が大きいですし、経験者がいろいろと指導していく中で、経験者自身もいろいろと気づきがあって成長できるはずです。練習のやり方についても、コーチがいないといろいろとメンバーの中で意見の衝突があったりして大変かと思いますが、キャプテンを中心としてしっかりと「本音」で話し合って方向性を確認して進めて行ってください。