男子新人大会2次予選 初日観戦報告

 

男バレ顧問 尾﨑祐介

西川麻依子 (高70期)

長野怜香 (高71期)

 

  3/28に男子新人大会二次予選が開催されました。 前回の部別で敗北した吹田東高校に勝利して、二日目に進出しました。

 

1試合目  VS大阪市立

 1セット目  24-26

 2セット目  25ー13

 3セット目  25ー14

 

2試合目  VS吹田東

 1セット目  29ー27

 2セット目 25ー14

尾﨑先生から初日の観戦コメントをいただきました。

 

この大会は本来、1月に予定されていましたが、新型コロナウイルス感染症の影響で延期となり、生徒たちにとっては12月の公立校大会以来の久しぶりの試合でした。

 

 初戦の大阪市立高校は守備的でよく繋いでくるチームでした。攻撃力があるわけではないのですが、エースのスパイクのタイミングが少し遅れ気味で、いつものタイミングでブロックを飛ぶと全然あわないなど、相手に上手く対応できず、リズムが狂い、こちらの本来のプレーをなかなかできないまま、自滅して第1セットを落としてしまいました。第1セット終わりのミーティングで守備位置を変更するなど、作戦を練り直しました。その結果、第2セット以降、天王寺がやることをしっかりと行い、危なげなく十分な点差をつけて試合に勝つことができました。勝つことはできましたが、本来危なげなく勝てるはずのチームに第1セットを落としてしまったこと、即ちいかにして試合中に相手にあわせて作戦を変更するかということは大きな宿題となりました。

 

 2試合目の吹田東は、11月の部別で敗れたチームで天王寺にとってはリベンジの相手となりました。大阪市立の前の試合が、千里星雲と吹田東の試合だったので、天王寺が試合をする前に吹田東の試合を見ることができ、作戦を立てることができました。第1セットが始まり、サーブでエースを狙い、ブロックはクロスのコースを潰すなど、こちらの作戦が上手く機能し、相手のミスを誘い出し、24-17まで順調にゲーム展開を進めることができました。しかし、あと1点でセットがとれるタイミングで、天王寺の不用意なミスから、相手が息を吹き返しそこから7連点され、問題なく取れたはずのセットをほぼ落とすところまで追い込まれました。最後は相手の3連続サーブミスにも助けられ何とかセットを取ることができました。

 第1セット終盤で吹田東の疲労の様子がみてとれたので、第1セット後のミーティングでは、第1セットを取り切った流れをいかし、第2セットの序盤で先にリードを奪うことをめざそうと話し合いました。第2セットでの序盤、天王寺が上手くリズムにのることができ、序盤早々で5点差をつけることに成功しました。点差がついたところで吹田東の気持ちが切れたようで、明らかにミスが増え、最終的には11点差をつけての勝利することができました。

 

 この新人大会で初日を突破することができたのは、私が顧問に就いた4年間で初めてです。特に部別のときに負けてしまった吹田東にリベンジすることができ、生徒たちは喜び叫んでいました。初日のMVPはリベロの善野くんで、彼がほんとによくボールを繋いでくれて、そこからリズムをつくり攻撃に繋げることができました。行った2試合とも生徒に学ぶことも多くありました。特に吹田東戦は第1セット24-17の場面からでも1つのミスで試合がひっくり変えるほど追い込まれること、逆に第2セットのように流れをつかんでしまえば、序盤で勝負が決まることもあるなど、真剣勝負の試合の中でしか学べないことを学べたと思います。30日は大塚高校での枚方高校との試合です。生徒たちが精一杯戦えるよう応援しています。