男子新人大会2次予選 2日目観戦報告

男バレ顧問 尾﨑祐介

男バレマネージャー 髙寺祐泉 (高74期)

船井慎互 (高33期)

西川麻依子 (高70期)

長野怜香 (高71期)

 

 3/30に男子新人大会二次予選の二日目が開催されました。今回は残念ながら枚方高校に負けてしまったようですが、ぜひこの試合での学びを次の大会に生かしてほしいと思います。

 コロナ渦で十分な練習ができない中、二日目進出という素晴らしい成績をおさめてくれたと思います。

 

1試合目 VS枚方

  1セット目  20ー25

  2セット目  17ー25

尾﨑先生と髙寺マネージャーからコメントをいただきました。

 

 対戦相手の枚方高校は、身長も大きく強力なスパイクを打つエースを中心にしながらも、速いトス回しで攻撃してくるチームでした。また、初日の会場校でもありました。その関係で枚方高校の顧問の先生は天王寺の試合をみており、天王寺の強み弱みをわかっていて、逆に天王寺はコロナ対策で試合時間をずらした影響で枚方高校の試合は見ることができず、情報に関しては不利な状況でした。

 その情報の不利を逆に利用して、初日にはタイミングがあまり合わずあまり機能しなかったクイックを逆に序盤から積極的に利用する作戦を取りました。この作戦で相手の意表をつくことができ、相手のエースを序盤早々でブロックで止めることにも成功するなど、中盤まで一進一退の攻防を続けながらも天王寺のペースで試合が進んでいきました。

 試合の勝敗を左右したのは、相手のエースのジャンプサーブでした。強烈なジャンプサーブで崩されてなかなかローテーションを回すことができず、このローテーションで計9失点となりました。生徒たちの調子は悪くなく、初日よりもいいバレーができていただけに悔やまれます。「あのジャンプサーブをもう少し早く切れていたら、セットはとれた」と、試合後に生徒たちは悔しがっていました。

 2セット目は、立ち上がりから枚方高校は1セット目と大きく攻撃パターンを変えてきて、クイック、時間差など中央からの攻撃を多用してきました。こちらの想定とは、異なる攻撃をしてきて対応することができず、序盤からかなり苦しい立ち上がりとなり、4-14まで点差が開いてしまいました。そんな中、生徒たちはなんとか切り替えて、こちらが一番攻撃力のあるローテーションで7連続で得点をし、14-18まで点差を戻したのですが、序盤の点差を挽回するまでには至らず、敗退となりました。

 

 課題点は大きく3つで、強力なジャンプサーブのレシーブ、相手が攻撃パターンを変えてきたときにいかに素早く対応するか、苦しくなったときに一番攻撃力のあるライトのエースに頼ってしまうがそうなってしまうと、ますますマークされて得点が難しくなるのでいかに攻撃の選択肢を保っておけるか。

 明るい点は、初日同様に今までと比べてボールはよく繋がるようになりました。また、約束事を決めさえすれば、相手のエースの攻撃をかなり封じれるレベルでブロックが機能したこと。セッターのトスの向上です。

 

 次の大会は3週間後の部別です。部別は1日で3試合行うという、かなりハードな日になります。今日の悔しさを糧に、練習に臨んで欲しいと思います。

尾﨑

 

 初日よりも決めるところをしっかり決めることができました。途中相手チームに点数を取られた際も、自分たちの攻撃で流れを取り戻せました。

 今回の反省をしっかりと話し合い、4月の部別に向けて練習していきます。

髙寺

船井さんからもコメントをいただきました。

 

 強烈なジャンプサーブにしろ無回転のフローターサーブにしろネットすれすれで入ってくるボールの対応が困難だということですね。でも普段の練習から、そうしたサーブから攻撃に繋いでいく練習をやっていれば問題ないはずです。おそらくやっていないのではないですか?コンビバレーのチームにとってサーブは非常に重要ですが、どうしてもチャンスボールからの攻撃練習ばかりをやりがちだと思います。アウトになってもネットに掛けてもいいからどんどんネット際の強いサーブを打たせて、そこから攻撃に持っていく練習をもっと意識してするべきです。サーバーの練習にもなるはずです。きちんと準備をすれば必ず結果はついてきます。

 今回の大会では、74期のマネージャー2人が作成した横断幕を使用したようです。

 

 以下はマネージャーからのコメントです。

 

 11月に開催される部別の準備をしていたところ、普段公式戦で使用している横断幕が見当たりませんでした。プレイヤーたちも各々家を探したり心当たりのあるところに電話をしたりしたのですが結局見つかりませんでした。

 OBさん達から受け継いできた幕を失くしてしまい、プレイヤーたちも大きく反省していました。もちろん新しい物を買っていただくことなど出来ないことも重々分かっていたので、横断幕は無しで行くつもりにしていました。

 しかし、今後のことも考えマネージャーで手作りしました。プレイヤーたちも驚きつつ喜んでくれました。