船井 慎互(高33期)
6/2 女子の近畿大会予選観戦のため高石高校に行ってきました。
強豪チーム(1部)相手に緊張して本来の力が出せなかった様に思います。
天王寺0―2大阪学芸
(5-25/17-25)
怪我で戦列を離れていた福田キャプテン、インフルエンザで部別に出られなかった松井さんも戻って来てくれた今回の試合。
大阪学芸は先の部別では1部2位のチーム。天王寺としては格上のチームということになるが、2部に昇格した勢いをどれだけ出せるかということだった。大阪学芸の攻撃パターンとしては、オープン、センター、ライトからの攻撃でライトはサウスポーだった。Aはおとりのみで使ってこなかったが、オープンは平行気味で、センター・ライトからも短いトスで攻撃にスピード感があった。
1セット目は、中村さんが相手のアタックをブロックしようとして吸い込まれたり、アタックもセッターと合っていない感じだった。
松井さん、岡谷さんも中々強打が打てず、ブロックを弾かれたり押し込んで決めようとしたフェイントがネットに掛かったりとなかなかリズムに乗っていけなかった。
相手のブロックはレフト、センター、ライトとどのポジションでも、しっかりと2枚ついてきていて、岡谷さんのレフトからのアタックをブロックされてイージーなブロックフォローをお見合いしてしまうミスもあった。
天王寺の攻撃が調子に乗っていけなかった理由としては、大阪学芸の無回転サーブが良く、レシーブするのが精いっぱいでなかなか良いトスを上げられなかったことがある。
大阪学芸はクイックこそなかったが、レフト、センター、ライトからいずれもスピード感のあるスパイクにブロックが合わせきれず決められた感があった。
強打のみならず老獪なプレーもあった。ライトアタッカーがトスが離れて打てないとみると、天王寺ライト側のネット際(超クロス)を狙ってトスアタックを突き、好レシーバーの秋岡さんが懸命に追いかけるも追いつけなかった。
また、こちらの得意のサーブがほとんど決まらなかったということもある。劣勢に立たされるとなかなかサーブも思い切って打てなかったのかも知れない。
1セット目は、最後まで良いところがなく落とした感がある。
2セット目に入ると、中村さんのセンターからの強打とフェイントを織り交ぜた本来の落ち着いたプレーが戻ってきた。福田さんのライトからの攻撃も決まり出した。岡谷さんもライトから1本決めてくれた。
松井さんはセンターからアタックを打ち込むも相手ブロッカーにきっちりと2枚つかれて決まらず、ブロックをかわして決まったと思った押し込み気味のフェイントも相手リベロの見事なスライディングレシーブに拾われてしまい、逆に相手からフェイントで決められるというシーンがあった。
天王寺も随所に繋ぎの良いプレーが出ていたと思う。サーブレが乱れてネット際に飛んだボールを福田キャプテンがスライディングで飛び込んで好レシーブするシーンもあった。しかし、攻撃は最大の防御と言わんばかりに、相手サーブは相変わらず良く、沈み込むような重いボールの下にリベロの酒田さんが懸命に体を入れるも拾えないサーブもあった。
セッターの白木さんはレフト、セッター、ライトと幅をつかった早いトスを上げていたのは良かったと思う。後半からは2部昇格で活躍してくれた3年生の森田さん、石原さんがメンバーチェンジで入ってなんとか流れを変えようとしたが叶わなかった。
全体を通して天王寺のアタッカー、サーバーに思い切りがなく萎縮していた様に感じた。もっと1部相手に胸を借りるつもりで攻め込んでほしかった。
残念ながら、今日の試合は初戦で敗れてしまいましたが、部別では4部から一気に2部に押し上げてくれ、攻撃力と守備力にバランスのとれた実に見事なチームだったと思います。
新チームでコーチをやってくれる卒業生も応援に駆けつけてくれ、元気の良い1年生も沢山入部してくれた様ですので、彼女たちがこの勢いを引き継いでさらに上を目指してくれるものと信じております。
校長先生も応援に駆けつけて下さいました。
3年生の皆さん。本当にお疲れ様でした。
保護者の皆さま、山中先生、向井先生、高野コーチお疲れ様でした。