男子の部別を見てきました

船井 慎互(高33期) 

4/14男子の部別(2部リーグ)観戦のため茨木西高校に行ってきました。

1セットも落とすことなく、全勝で見事1部昇格を果たしてくれました。

(2部リーグ試合結果)

天王寺 2-0 茨木西(25-1625-18

天王寺 2-0 大阪商業大堺(25-2325-18

天王寺 2-0  常翔啓光学園(25-525-21

 合宿に参加した時に、奥村キャプテンが声をからしてイニシアチブをとっていて非常に頼もしいと思った。今日も奥村君のジャンプアタックサーブが随所に良く決まっていた。また、レフトへの平行、ライトセミ、センターからのA、縦Aも強気に使い、トスの精度も高かったと思う。 

茨木西戦、今回の対戦相手の中では一番マークしていたチーム。レフト、ライト、センター、A、Cなどの攻撃パターン。共に即攻のチームだったが、アタックの切れ、スピード、トスの精度いずれも天王寺が上回っていた。 

出耒君、米島君のブロックが素晴らしかった。2人ともしっかりと手がネットの前に出ていて悉く相手の攻撃を封じ込めてくれた

エース対角の田中君も力強いフォームからしっかりと打ちきってくれた。リベロの三輪君、加藤君もしっかりと繋いでくれた。特に、加藤君は高校からバレーを始めたが低い姿勢からしっかりとボールの下に潜り込むようなレシーブが素晴らしい。 

相手のミスにも助けられた感はあったが、天王寺がまずは1戦目を取った。

 2戦目の相手の大商大堺は、初戦で常翔啓光学園を破っていたので、天王寺としてはこの試合を取れば、1部昇格の可能性が高くなる大事な試合となった。 

大商大堺は、レフト、センター中心の攻撃パターン。ライトからの攻撃はなかった。 

 センターからの速攻としては、Aをおとりとしたセミが中心。エース対角も良く打ってきたが、レフトからの攻撃はオープン主体で平行はなかったので、天王寺としては、しっかりと2枚ブロックで抑えることができた。 

 1セット目、序盤に奥村君の連続サービスポイントで3-1とすると、出耒君がAを決め、荒川君のレフトからのスパイク、田中君のサーブ、米島君の縦Aも決まり10-3とスタートダッシュに成功した。エースの荒川君は強弱を交え終始冷静に、そしてここぞという時は豪快に決めてくれた。後半は、相手キャプテンにAやレフトからの強打を決められて追い上げられたが、最後も荒川君がレフトからしっかりと決めてくれた。3枚ブロックがつくこともあったが、クレバーにストレート側に叩き込んでもぎ取った。

 2セット目も中盤まで競った展開となったが、相手キャプテンのAを米島君がシャットアウトし、福井君もセンターからのスパイクを押さえ込んでリズムを掴んだ。米島君はネット際に上がったボールのさばき方がうまくなったと思う。また、福井君はライトからもセンターからも果敢に打ち込んでくれ、良いところでサーブも決めてくれた。後半はやはり頼れるエース荒川君がしっかりとスパイクを決めて流れを渡すことなく勝った。

堤内コーチから観戦コメントを頂きました

 

今回の部別は7273期のチームの目標の1つ、一部昇格がかかった大切な3試合でした。その3試合をすべてストレートで勝ち、一部昇格を決めれたことはコーチである自分自身も非常に嬉しく思っています。部別の戦いは初戦で波に乗れるかどうかで結果が大きく変わってしまうことがあるので、1試合目の茨木西高校との対戦は内心少し心配していた部分もありました。ですが、サーブでの得点をはじめ、ミドル、ウイング陣のキレのあるスパイクで序盤の戦いとしては完璧と言っていい程の入りでした。1日を通してレセプションも安定していて、今年のチームが求める形のバレーができていました。その後も危なげない戦いで初戦、2戦目3戦目とストレートで勝利してくれました。セッターの奥村くんのトス、リベロの2人の守備力をはじめ、スパイカー陣のテクニックなど随所に全員の成長を感じましたが、中でも強く感じたのはチームとしてよく繋ぐという印象です。全部のプレーで普段の練習の成果がしっかりと出ていたと思います。最後の大会では、さらに高いレベルのバレーが求められます。強いチームにも拾い負けをしない守備力と更に磨きをかけた攻撃力で近畿大会出場を掴み取ってほしいです。これからの短い時間の中で、目標をしっかり見据え、毎日の練習に励んでほしいです。現役のみんな、一部昇格おめでとう! 

 

尾崎先生、向井先生、堤内コーチ、保護者の皆様 応援に駆けつけてくれたOBの皆様 お疲れ様でした。