船井 慎互(高33期)
10/21恒例の北野高校定期戦が北野高校で行われました。
今年は、男子は天王寺高校が優勝、女子は北野高校が優勝しました。
<北野戦結果>
〇男子 天王寺 2―0 北野(25-22/25-12)
〇女子 天王寺 1―2 北野(18-25/25-14/18-25)
今年は、北野高校側の都合もあり、例年より遅い時期での開催になった。 現役も1,2年生のみの参加となりました。
一昨年前、北野高校で行われた時、酷暑のため汗で体育館の床が滑って男子の試合が途中で終了になったが、今年は良いコンディションでやれたのではないかと思う。
女子の試合から行われた。私自身、新チームになって初めての観戦となった。
北野はレフト(平行)、センター、ライト、バックアタックと何処からでも攻撃してきた。攻撃力(決定力)は天王寺より上であったと思う。
天王寺は北野に比べて決定打はないにしてもレフトの福田キャプテン、対角の岡谷さん、センターから中村さん、センター対角の松井さんはAクイックも使っていた。さらにライトからは秋岡さんと幅を使った攻撃をしていたのは良かったと思う。セッターの白木さんも丁寧なトスだったと思う。
福田キャプテンはレフトから相手の動きを見てしっかりとストレート、クロスの打ち分けが出来ていたところが良かった。ただし打点が低いために強打を打つとアウトになるのを恐れてか軽打が目立った。むしろ、アウトになっても良いから腕を伸ばして高い打点から強打を打つ練習をしてほしい。フェイントでは、相手ブロックに当ててアウトにするなど上手さも見せてくれた。
何といっても一番驚いたのは、1年生の岡谷さん。小学校からバレーボールをやっているとのことでプレーに上手さと安定感を感じさせてくれた。身長は高くはないが、レフト、ライトからも、ボールに当てるだけの打ち方ではなくしっかりと腕を振り切って決めてくれた。ブロック、サーブ、レシーブも良くオールラウンドプレーヤーだ。今後の活躍も本当に楽しみだ。
2セット目は北野のアタッカーのネットタッチやパッシングセンターラインなどのミスが目立ち、天王寺がペースを掴んだ。中村さんもリズムにのってセンター攻撃も決まり出した。サーブも良かったと思う。
両校ともレシーブがよくラリーが続いていた。天王寺は全体的にしっかりとブロックに入っていたと思うが、北野のセンターからのバックアタックをノーブロックで打たせていたのが少し気になった。長身のプレーヤーも多いので正面だけでもしっかりと飛んでアタックコースを封じるべきだと思う。受けて攻撃するのではなく、できるだけネット際で勝負してほしい。
男子ではエースの荒川君が絶好調だった。今日は豪快なジャンプアタックサーブこそ出さなかったが、レフトからの角度のあるクロス、豪快なストレートと非常にキレを感じた。
また、センターから時間差で入る攻撃も面白い様に決まった。トスが乱れても中途半端に返球せず、強烈に叩くように押し込んで決めてくれた。
一番成長を感じたのは、センター出耒君。ジャンプ力が増したことでAクイックのタイミングを掴んだ様で、豪快なAクイックを何本も叩き込んでくれた。セッターとの息もピッタリで自らレシーブしたボールでもタイミングを合わせてAを決めてくれた。相手から2枚ブロックが付いたほど。
田中君、松久君を欠いた状態で戦ったが、エース対角で入った1年生の坂上君はまだまだ荒削りだが、高さを生かして相手ブロックに当ててボールを弾き出してくれた。
センターで入った米島君も長身を生かして鮮やかなAクイックやBクイックを決めてくれた。もう少しアタックスイングをコンパクトにしたほうが、打てるツボが増えると思う。強いフローターサーブでサービスエースも取ってくれた。
キャプテンでセッターの奥村君の軽快で強気なトス回りがしっかりとチームを牽引していたと思う。
OB戦では天王寺は多くの大学生が参加してくれた。北野は若手に混じって年配のOBがスライディングでボールを追いかけるなど元気なところを見せてくれました。北野OGの水野会長の軽快なトス回しも健在でした。
OG戦では、コーチと顧問の山中先生はじめ顧問の先生も加わり、終始和やかな雰囲気でバレーを楽しんでいました。
山中先生からコメントを頂きました。
女子は北野高校のバックアタックも交えた攻撃に対応しきれませんでした。ただサーブカットやスパイクレシーブなど、日頃の練習で意識している点は確実に力がついてきています。
サーブ力やスパイク力の向上にも取り組み、部別での3部昇格に繋げたいと思います。
男女とも、部別ではしっかりと頑張ってほしいものです。
皆さま、お疲れ様でした。
2018年北野戦
参加者53名
C:キャプテン SC:副キャプテン
MM:男子マネージャー FM:女子マネージャー