船井 慎互(高33期)
7/21 恒例のコーチ会を行いました。
2012年から毎年実施しており、今年で7回目となりました。今回は外灘紅緑灯 本館にておいしい飲茶・点心をいただきながらバレーボールについていろいろと話をしました。
参加者は高野コーチ(70期)、加藤コーチ(70期)、鑛納コーチ(69期)、山上コーチ(67期)、廣瀬君(54期)、酒田君(51期)、船井(33期)です。
〇楽しんで実践的な練習をする
男子については、3部からのスタートとなりましたが3年生が近畿出場まであと1試合の所まで駒を進めてくれ、新チームで臨んだ高校総体でも攻めの姿勢を見せてくれたので今後も大いに期待できると思う。鑛納コーチは近畿大会出場も経験しているので、練習方法含め良いアドバイスを与えてくれるのではないか。鑛納コーチの前の岡山キャプテンの代から練習を時々見に行っていたが、とにかく試合形式の実戦重視の練習を楽しんで行っていたことが非常に印象的だった。また、その効果が鑛納コーチの代であらわれたと思う。練習のための練習をしないことが重要。
〇どうすればサーブレがうまくなるか
酒田君から自信をもってプレーすることだというアドバイスがあった。アタッカーにサーブレ参加させないようにして、後衛(リベロ)を中心に少ないプレーヤーでサーブレをするケースが多いが、広範囲をカバーしなくてはいけないのでかえってサーブレを悪くしているということもあると思う。特にネットすれすれで前に落とされるボールへの対応が悪くなっていると思う。
また、アタッカーにサーブレシーブをさせないとアタックレシーブその他のレシーブにも悪い影響があるように感じる。アタッカーはアタックの調子が悪くても自らの好レシーブからリズムを取り戻すこともあるのでもっとレシーブ参加させることが重要。
そもそも相手に強いサーブを打たせない状況にすることも大事。強いサーブは先行しているケースで精神的に優位な場合に打ちやすいはず。
〇1年生の段階から公式戦に参加させる
直近の試合に勝つことだけを考えて、バレーボール経験者だけでチームを組んでしまわず、次の代のことも考えてチーム編成をしてほしい。
代が替わる時に引き継ぎがうまくできずにチーム力が大きくダウンしてしまう。
〇サーブの練習に工夫を
先の高校総体では男子が思い切ったサーブを打ち込んでとても攻めの姿勢を感じた。サーブの重要性を再認識して、練習方法ももっと充実させるべき。
また、ブラジルでは一流選手を育てるために、セッター、アタッカー含め学生の頃からいくつものポジションを経験させるとのこと。世界バレーなどで、身長で劣る日本チームが世界相手にいかにして戦うかも非常に参考になる。やはりサーブが大きな武器となってくる。
〇コーチ学について
酒田君が現役の頃は顧問の中村先生がバレーボール経験者で、廣瀬君の時も毎日見てくれる外部コーチがおられ、共に厳しい指導を受けたとのこと。天王寺は最近の傾向としては卒業生が現役のコーチをしてくれている。
あらためてコーチ学について勉強するのも良いが、先ずは自分の経験からアドバイスをすれば良いと思う。あくまでも現役が中心に練習内容などを考える上でサポートをしてやってほしい。キャプテンはどんな練習をしたらよいか悩むことも多いので相談に乗ってやってほしい。教えたからといってすぐに伸びるものでもない。やはり、本人が気付くことが重要。
加藤コーチから、初心者は変な癖がなく素直なので伸びるのではという話があった。
そもそも天王寺に入学してくる生徒は、勉強だけではなくスポーツができる者が多い。最近では高校から始めた者も含め、地区選抜に選ばれる者も多い。
女子は顧問の山中先生が天王寺高校のバレーボール部OGなので恵まれた状況にあるとは思うが、現役としては、一緒に練習をしてきた先輩の方が聞きやすいことも多いはず。従来通り卒業生がコーチをするという伝統は継続していってほしい。
山上元コーチから、「現役は教えてやればどんどんうまくなるので、忙しいとは思うがしっかりと見てやってほしい」というコメントがあり、高野コーチ、加藤コーチからも「交代でなるべく練習を見に行くようにしたい。」とのこと。
鑛納コーチから、学校行事が多いために自身が近畿大会に臨んだ時もほとんど準備できずに試合に臨んだとのこと。しっかりと課題の分析をして効率的な練習をすることが求められる。
〇トレーニングについて
現役は十分にアップをせずにいきなり練習をすることも多い。鑛納コーチから、練習前のアップや、練習後のストレッチなど体のケアは怪我を防ぐためにも重要という話があった。
男子は2部をめざして、女子は3部をめざして頑張ってほしい。
コーチの皆様、よろしくお願いします。