船井 慎互(高33期)
9/3 男子の練習試合観戦のため狭山高校に行ってきました。
文展明けで久しぶりの練習だったとのことですが、選手の動きとしてはまずまずだったと思います。
1年生の荒川君は旧チームではセンターから速攻を打っていたが、新チームでは既にエースとしてレフト、ライト、バックアタックと何処からでも強打を打ち込んでいた。
旧チームではジャンプフローターサーブだったが、豪快なジャンプアタックサーブを打ち込んでいた。ブロック、レシーブも良くまさにオールラウンドプレーヤーだ。非常に頼もしく感じた。
セッターの田川君は、レフト、ライトオープン、バックアタック主体の組立だったが、丁寧に上げようという意識が現れていたと思う。ジャンプフローターサーブも良いコースに決めていた。
1年生の奥村君は、完成度の高いセッターで多少パスが乱れても、A,B,C,Dと果敢に攻めのトス回しをしてくる。今日の試合でもA、Dが決まっていた。また、パスが乱れると巧妙なフェイントも使ってくる。2人のセッターがそれぞれの特徴を伸ばしていけば良いと思う。非常に楽しみだ。
三宅キャプテン、荒川君、奥村君とジャンプアタックサーブを打つプレーヤーが多く、相手サーブレをしっかりと崩して優位に試合を運べるのが良い。特に三宅キャプテンのアタックサーブには安定感があり4連続ポイントを決めるシーンもあり、自らチームを牽引していこうとする姿勢が良い。
レフトでは田中君が良かった。まだまだ強さはないが、非常に器用でどこからでも打ってくるので攻撃に幅ができる。センターの出耒君は初心者ではあるが、非常に動きが俊敏。まだまだセッターとAクイックのタイミングが合っていない感じだったが、サボらずにしっかりとクイック、ブロックに飛んでくる姿勢が良く、ポテンシャルの高さを感じさせる。
狭山はオープン主体であったが、身長が高く、レフト攻撃でセンターブロッカーが上から抜かれるケースも多かった。
ブロッカーの身長の問題もあるがアタックレシーブでもある程度対処していく必要があると思われる。ブロックの上から打たれて、かつ前に強打で落とされるボールに対処するのは不可能だが、足が長く抜けてくるボールはしっかりと対応していってほしい。そのためにも、レシーバーは相手アタッカーのフォームなどから打ってくるコースをしっかりと予想してポジショニングするように心がけるべき。
また、ブロッカーも執拗に相手アタッカーに付いて行って打点の低いネット付近のボールについてはしっかりと抑え込んでほしい。
攻撃面では、乱れたトスを打ち込む練習をしてアタックのツボ(対応力)を広げて、ナイストスの打ち損じがなくなるようにしてほしい。
このチームは2,1年生の合同チームであり、お互いに良い刺激を与えられていると思う。
まだまだ、粗さもあるが攻めの姿勢を持つプレーヤーが多いので、今後非常に楽しみなチームだと思います。
尾崎先生、向井先生お疲れ様でした。