男バレ春の部別報告

男バレ春の部別報告                                            高33期 船井 慎互

                     高74期 川本 真妃

                     高77期 表内 琴未

 

4月21日(日)茨木西高校に男バレの部別(2部)を観戦してきました。 

残念ながら昇格はなりませんでしたが、2,3年生の混成チームで戦い切ってくれました。

 

<2部リーグ 試合結果>

1試合目 天王寺2 vs 1 東 (25-16 / 21-25 / 25-18)

2試合目 天王寺2 vs 0 茨木西 (25- 20 / 25-21)

3試合目 天王寺0 vs 2 住吉(13-25 / 24 -26) 

試合に先立ち、茨木西と住吉との試合を観戦した。住吉は秋に3部から昇格してきたチーム。レフト、ライトからのオープン主体で、センターからも攻撃を仕掛けてきて、時々Aも飛んできたが、基本的には時間差のおとりであった。天王寺としては、昇格するには住吉を倒す必要があると思った。

 

初戦の相手は、東高校。基本的にはレフト、ライトからのオープン攻撃のチーム。序盤相手レフトからの攻撃が連続で決まり、逆に天王寺はレフトの三宅君がネットに掛け、白川君のAもアウトになり、三宅君のサーブがアウト、楠本君のレフトからのスパイクもアウトになるなど、調子に乗れず2-7とリードを許した。楠本君は腰を痛めているとのことで、前回合宿の練習試合で見たような強打が打てない様だった。しかし、ここから白川君のAが決まり、楠本君のレフトからのフェイント、高山君のブロックが決まり、徐々に追い上げ、さらに高山君のAに続いて、三宅君が高山君のBをおとりに時間差を決めて、10-10と追いついた。相手には読まれていてブロックは2枚付いていたが、ここまでレフトオープンが合っていなかっただけに良い攻撃だったと思う。追いついた直後、セッターの片山君が少し乱れたパスを冷静にフェイントで押し込んで決め、その後、相手のレフトからのスパイクをブロックでシャットアウトした。あえてストレート側を開けて、相手アタッカーのクロス側のコースを封じるプレーだった。思わすガッツポーズが出た。このプレーで12-10として天王寺が反撃の口火を切った。三宅君がレフトからワンタッチで相手ブロックをはじくと、白川君がBを決め、高山君が無回転サーブを決めると、畳みかける様に、白川君が今度はAを決めて20-11と大台にのせた。さらに、三宅君のレフトからのスパイクが決まり高山君のAも決まって、1セット目は速攻を絡めた攻撃で取った。

白川君の速攻は安定款があり、高山君と合わせてセンター攻撃に厚みを増した感がある。

2セット目は、序盤 三宅君に続き、片山君のダイレクトアタック、そしてキャプテンの楠本君がようやくレフトから2本決めてくれたが、東高校もレフト、ライト、Aクイック、バックアタックなどが決まり出し、一進一退の展開となった。天王寺は楠本君が相手のバックアタックを飛び込んで好レシーブする場面もあったが、速攻でサインミスなどもあり調子が上がって行かない。その後、杉本君がライトから、三宅君、楠本君がレフトから連続で決めて追い上げ、楠本君のサーブが決まってようやく18-18に追いついたが、相手レフト攻撃が決まり、攻めきれずに落とした。

3セット目は、白川君のA、杉本君のライト、三宅君のレフト攻撃が続けて決まり、4-2とリードしてスタートした。中盤まで天王寺が先行しリードを保ちながら、レフトから三宅君が決めてコートチェンジとした。コートチェンジ直後、白川君のAをおとりにブロック1枚となったライトから杉本君が豪快に決めた。相手エースのレフトからのスパイクは三宅君がレシーブしきれず失点するも、直後の相手のサーブミスにも助けられ、19-12と天王寺先行で進んだ。その後、高山君の縦Aが豪快に決まると、片山君の豪快なアタックサーブが決まり、最後は三宅君がレフトからフェイントで決めて勝利した。

2年生の片山君は、非常にクレバーで攻撃的なセッターで、ダイレクトで攻撃を仕掛けたり、ブロックで決めたりと何かをやってくれそうな予感を感じさせる。チームの中で攻守の要でありムードメーカーでもある。 

2試合目の相手は茨木西。強打は無かったが、速攻を絡めた攻撃に天王寺のレシーブが乱され攻撃のペースが崩された。

序盤、競った状況から、高山君が自らパスを出してAを叩き込んで決めると、その後楠本君のサーブから相手レシーブを崩して、連続得点に繋げた。相手のサーブレを崩して直接チャンスボールをもらうと三宅君がレフトからしっかりと決めて13-8とようやく抜け出した。しかしこの後も、相手のセンターからの攻撃に苦しめられ、レフトからの三宅君の攻撃がブロックされるなど、一進一退で進んだ。しかし、ここからレフトの三宅君、ライトの杉本君、高山君のAと幅を使った攻撃で連続ポイントを上げて20-17と大台に乗せると、杉本君のサーブも決まり、その後さらに高山君がタイミングが合わないトスを半ば強引にAでねじ込んでこのセットを取った。このセットはやはり、高山君の速攻でリズムを作れたと思う。自ら上げたパスからAを決めるなど打てるツボが広がった様に感じた。また、リベロの安川君の堅実なレシーブもすばらしかった。

2セット目も開始早々、白川君が足の長いAを決めると、三宅君も相手ライトからの攻撃をブロックで封じ込めて先行した。しかし、相手の速攻を絡めた攻撃で徐々に追いつかれ、天王寺も負けじと高山君、白川君がAで応戦し、ライトからは杉本君も決めて14-17と食らいつき、さらに高山君のAで18-18と追いつくと、三宅君がレフトから打ったスパイクが相手ブロックにはね返され大きく壁際まで飛んだ打球を楠本君が何とか処理して返球すると、さらにチャンスボールから相手が打ったAをリベロの安川君が身を挺して上げ、楠本君がツーで手薄になっていた相手コート左隅に直接トスアタックで返球して決めて見せた。本当に冷静なプレーだった。これで、勢いがついて高山君の好サーブで22-19と引き離すと、三宅君のレフトからのストレートがきれいに決まり、23-20。続けて相手のフェイント処理で三宅君がアタック出来ないと見るや、楠本君がバックから打ち込んで24-20とすると、三宅君も思わずガッツポーズ。ここでも楠本君の好判断が光った。その後、茨木西も三宅君のレフトからのスパイクをシャットアウトして追いすがってくるも、最後は三宅君がレフトから決めて勝ち切った。

このセットでは天王寺の幅を使った攻撃が良かった。杉本君のスパイクにも安定感がでてきて打ち損じが少なかったと思う。茨木西の繋もすばらしく素晴らしいラリーの応酬であった。

住吉戦については、表内マネージャーにお願いしました。

 

東、茨木西との試合では順調に勝ち進めてはいましたが、住吉との試合ではこちらのミスによる連点が続き、1セット目を大差でとられてしまいました。2セット目でも流れを切れず序盤は点差が開いていましたが、相手がマッチポイントとなったときに相手のミスが続きレフトの楠本がその流れに乗るようにスパイクを連続で決め、デュースまで持ち込みました。しかし最終的には2セット目も取られてしまいました。相手の流れを切るのがもう少し早かったら勝つ可能性も十分にあったと思います。

次は3年生にとって最後の大会になりますが、気負わず悔いのないように戦って欲しいなと思います。

 

 この試合は、楠本キャプテン、杉本君が腰や肩に負傷を抱えていた状況でベストパフォーマンスが出せていなかったかもしれないが、楠本君はそれでも攻守でチームをしっかりと引っ張ってくれたと思う。近畿予選では、しっかりと準備して悔いのない試合にしてほしい。

 

尾崎先生 米島コーチ 応援にこられた岡田君(76期)、保護者の皆様 お疲れ様でした。